最近、資産形成の話でよく出てくる言葉に
「r>g」
という考え方があります。
これはフランスの経済学者トマ・ピケティが『21世紀の資本』という本で提唱した考え方で、
資本のリターン(r)は
経済成長率(g)より大きくなりやすい
というものです。
少し難しそうに見えますが、意味はとてもシンプルです。
簡単に言うと
お金を働かせている人の資産は増えやすく、
労働収入だけの人は資産が増えにくい
ということです。
rとgは何を意味している?
まずは記号の意味から説明します。
r(アール)
資本のリターン。つまり投資の利益です。
例えば
- 株式投資
- 不動産
- 投資信託
などから得られる利益です。
歴史的に見ると、株式の平均リターンは年5〜7%程度と言われています。
g(ジー)
経済成長率です。
つまり
- GDPの成長
- 給料の上昇
など、社会全体の成長スピードです。
多くの先進国では年1〜3%程度と言われています。
r>gが意味すること
もし
- 投資のリターン → 6%
- 経済成長 → 2%
だった場合
r > g
になります。
つまり、投資している人の資産は社会全体の成長よりも速いスピードで増えるということです。
逆に言うと、働いて給料をもらうだけでは資産はなかなか増えません。
だから資産形成には投資が必要
もちろん仕事をすることはとても大切です。
ただ、収入の一部を投資に回して資産を働かせることも重要になります。
例えば毎月1万円でも投資すれば、
- 世界企業の利益
- 経済成長
- 株価上昇
の恩恵を受けることができます。
つまり自分が働いていない間もお金が働いてくれる状態になります。
日本では「貯金」が中心
日本では昔から資産形成=貯金という考え方が強いです。
実際、日本の金融資産の内訳は50%と言われています。
一方でアメリカでは株式の割合が大きいという特徴があります。
つまり
- 日本 → 貯金中心
- アメリカ → 投資中心
という違いがあります。
インデックス投資はrを取りにいく方法
では、どうやって「r(資本のリターン)」を得ればいいのでしょうか。
その一つの方法がインデックス投資です。
これは、世界や米国などの株式指数に連動した投資信託を買う投資方法です。
例えば
- S&P500
- 全世界株式(オルカン)
などがあります。
個別株のように
- 銘柄選び
- 売買タイミング
を考える必要がなく、長期の資産形成と相性が良いと言われています。
20代は時間が最大の武器
資産形成では時間もとても大きな武器です。
例えば20代で投資を始めれば30〜40年の運用期間があります。
長い時間をかけて
- 経済成長
- 企業利益
- 複利効果
を取り込むことができます。
だからこそ早く始めることがとても大切です。
まとめ
r>gとは
資本のリターン(r)> 経済成長率(g)
という考え方です。
これは
- 投資をしている人の資産は増えやすい
- 労働収入だけでは資産が増えにくい
ということを示しています。
もちろん投資にはリスクがあります。
ただ、少額からでも投資を始めることで資産形成の選択肢は大きく広がります。
インデックス投資もその一つの方法です。

