新社会人の不安から始まった
新社会人になって最初に感じたのは、
「思ったより給料が少ない」
という現実でした。
どうやってお金を貯めていけばいいのか。いろいろ調べる中で知ったのがNISAという制度でした。
ただ、正直に言えば投資は怖い。自分の性格的に、売買で勝ち続けられるとは思えませんでした。
でも調べるうちに、市場を予想せず、長期で積み立てるという方法を知りました。
これなら再現性がある。特別な才能がなくてもできる。
そう思い、まずは少額から始めました。
アクティブ運用という選択肢もある
投資には大きく分けて2つの考え方があります。
アクティブ運用
銘柄を選び タイミングを判断し 市場平均を上回ることを目指す
いわば「市場に勝ちにいく投資」です。
インデックス運用
市場全体に広く分散し 平均的なリターンを狙う 低コストで長期保有する
「市場を受け入れる投資」です。
私は後者を選びました。
なぜ“勝とうとしない”のか
S&P Dow Jones Indicesが公表している「SPIVA Scorecard」では、長期で見ると、多くのアクティブファンドがベンチマーク(市場平均)を上回れていないことが示されています。
プロでも難しい世界。
だから私は、
市場全体に分散する
低コストで保有する
長期で持ち続ける
この方法を選びました。
勝ちにいかない代わりに、負けにくい方法を取る。
それが自分の性格に合っていると思ったからです。
世界経済は長期では成長してきた
もちろん未来は誰にも分かりません。
ただ、世界銀行のデータを見ると、世界GDPは長期的に拡大してきました。
株式市場も、暴落を繰り返しながら長期では成長してきました。
これは「将来も必ず上がる」という意味ではありません。
ですが、
長期・分散・低コストという戦略には歴史的な裏付けがあります。
シミュレーションはあくまで仮定
例えば、
月1万円
年率5%
20年間積立
という条件なら、約410万円になる試算もあります。
ただし、これはあくまでシミュレーションです。
実際には、
大きく下落する年もある
数年間ほとんど伸びないこともある
想定以上に伸びることもある
この通りにはなりません。
だからこそ重要なのは、「続けられる金額で始めること」です。
なぜ最初は少額がいいのか
① 投資を体験として理解できる
実際に積み立てると、
下落時の感情
含み損への向き合い方
自動積立の仕組み
これが体感として分かります。
少額なら、万が一大きく下落してもダメージは小さい。
だから冷静に学べます。
② 投資の仕組みが腑に落ちる
本当に大事なのは、最終的に取り崩すときの基準価額。
日々の値動きに一喜一憂しても意味はありません。
私は毎日値動きを見ません。
投資信託を持っていることを忘れているくらいが、ちょうどいい。
③ 理解できたら増やせばいい
少額で始めて、
値動きに慣れ
暴落を経験し
自分のリスク許容度を知る
そのうえで、余裕の範囲で増額すればいい。
昇給したら。
固定費を下げられたら。
貯金に余裕ができたら。
最初から最大値を入れる必要はありません。
20代はリスクを取れる
資産配分が重要と言われますが、20代は人的資本が最大の資産です。
正直、私は債券などは入れず、株式のみで運用しています。
資産がまだ小さいうちは、過度に守りすぎる必要はないと判断しています。
インデックス投資以外の余計な商品に手を出さない。これも自分なりの合理性です。
生活の安心がゴール
コツコツ続けた結果、20代で資産1,200万円超。
世帯では資産2,000万円超になりました。
老後2,000万円問題と言われますが、数字が現実になると、
仕事を辞める選択肢
嫌なことを我慢しない自由
サイドFIREの可能性
お金に縛られない感覚が生まれます。
ゴールは資産額ではありません。生活の安心です。
インフレ時代の選択肢
近年はインフレが進み、金利のある時代が戻りつつあります。
物価が上がれば、現金の実質価値は目減りします。
日本では金融教育が十分とは言えず、「貯金しか選択肢がない」と考える人も多い。
でも、貯金だけ 投資だけではなく、
インデックス投資という選択肢もある。
それを知るだけでも意味があります。
まとめ
私は市場を読めません。
だから、
分散する
低コストで持つ
長期で続ける
毎日見ない
この方法を選びました。
最初は少額でいい。理解しながら進み、無理のない範囲で増やしていく。
そして、最初に決めた投資方針を守る。
それだけです。

